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「蘭子にもあるよー。」
ピクリと反応すると、抱えていた包みの山を半ば緋岐に押し付ける様にして、紗貴の前へ移動する。
その動きは滑らかで無駄がない。
「ありがとう、紗貴。」
手を取り感動する親友に、紗貴は笑顔で答える。
「どう致しまして。」
と、ここで蘭子はくるりと緋岐の方へ首だけ回して、シッシッと追い払う様な仕種をしながら口を開いた。
「私には、紗貴のチョコレートがあれば充分だ。お前にそのチョコレートの山は返してやる。」
「いらねえよ。俺、甘いの苦手なんだよ。お前拾ったなら責任取って持っていけよ。」
はっとしても、もう遅い。紗貴と目線が合ったが、どうにも気まずくて逸らしてしまった。

『甘いもの……一つくらいなら食べれるし……』

『俺は、甘いもの好きだから。』

紗貴に、それとなくチョコレートを催促したのがつい先日。なのに……本人を目の前に、チョコレート苦手宣言をかましてしまうという大失態を犯してしまったのだ。
売り言葉に買い言葉とはいえ、後悔したとて後の祭り。

波乱(?)のバレンタインは、こうして幕を開けたのだった。

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「思ったより、スゴくないね。」
「バー!ドバー!みたいなの、期待してたのにね。」
眉をハの字に曲げて、て肩を落とす紗貴と将。
「悪かったな。ご期待に添えなくて。」
仲良く顔を見合わせて理不尽な抗議をあげる二人の間に、さり気なく割って入るのが鴻儒緋岐その人だ。
若干2名の注目の的となっている自分の下駄箱から、溜め息をつきながら上履きを出す。
今日は、バレンタインデーだ。学校一の色男、鴻儒 緋岐の下駄箱ならば、良く漫画やらドラマやらで見掛けるチョコレートが溢れ返る様を見れると、紗貴も将もウキウキと本人そっちのけで開けた訳だが……
そこには、綺麗にラッピングされた小包が一つ、ポツンとあるだけだったのだった。期待外れもいいところだ。
三者三様の反応を横目に、蘭子はスタスタと横を通り過ぎながら、いきなり例え話を始める。
「カッコウという鳥の習性を知ってるか?」
そう切り出されて、三人は思わず顔を見合わせた。
「自分の子供を大切に育ててもらう為、他の卵を蹴落として、自分の卵を置いて去るんだ。」
そこまで言って立ち止まるのがごみ箱の前。
「他のヤツが入れたチョコがあったら、自分のチョコが霞むでしょう?」

自分のチョコレートだけを見て欲しい!

そんな可愛い独占欲が、女の子達をカッコウへと変貌させる。

「いわば、カッコウは女子、チョコレートは卵……そして……」
舒に開けられたごみ箱の中には、可愛いラッピングを施された包みが幾つか入っている。
メッセージ付きのものも、中にはあって……
そのうちの一つを蘭子は拾い上げた。
「捨てられた卵を狙う森のハンターが、この私。」
心なしか、蘭子の目がキラリと光る。
「なっ……なるほど…」
うーんと唸りながら頷く紗貴。
「蘭子さん、すごい推理力だね!」
妙に感心する将。そして……相変わらず、口を挟むタイミングを逸し、ただ事の成り行きを見守るのは緋岐だ。
思わず溜息が漏れてしまう。それを見逃さずに蘭子が緋岐の前で仁王立ちする。
「何か、問題でも?」
その挑戦するような物言いに、蘭子が抱えるチョコレートの本来の持ち主は、再度面倒臭さそうに溜息をつく。
「別に、何も言ってないし。」
「食べ物を粗末にする奴には罰が当たってしまえ。」
「捨てたの、俺じゃないし。」
「なんだ?今更、権利を主張するのか?」
この二人、何かと言っては衝突する。

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話を戻そう。
紗貴とて、最初からチョコレート戦線離脱を考えた訳ではない。
何をあげようか

何を作ろうか

考えいた矢先に、遭遇したのだ。
それは、渡り廊下を歩いていた時の事……
タイミングが良いと言おうか……はたまた、悪いと言おうか……

『あのね!ちょっと早いんだけど、バレンタインチョコ……受け取って下さい!』
勢い良く差し出す女生徒。紗貴は、思わず影に隠れてしまった。何だか、覗き見の様で気が引けるが……気になるものは仕方ない。思わず耳をそばだたせる。
『ごめん。俺、甘いもの苦手だから。』
緋岐は、ただそう一言残してその場を足早に去って行った。
女生徒は、ショックだったのか……その場に佇んだまま泣いている。
紗貴は複雑な心境だ。
その一件で、紗貴はバレンタイン戦線離脱を決心したのだった。

……だが……

『チョコはあげるべき!』

クラスメートの思わぬ抗議が、ぐるぐると紗貴の頭を回る。
「でもなぁ……甘いモノ嫌いなの知ってて渡すのって、どうなの?」
とか思う訳で……
「突き返されたら……」
そんな想像するだけで、結構傷付いているのに、実際に突き返されたら……
「絶対、立ち直れない……」
思わず溜め息をついて、肩を落とす。
「どうかしたのか?」
「ひゃっ!?」
後ろからいきなり声を掛けられて声を上げる紗貴に、声の主……現在紗貴の悩みの種(?)は眉を寄せる。
「どうしたんだ?」
「いやいやいや!何でもない!」
その必死さが、怪しさを倍増させているのだが……
「まあ、いいや。それ持つ……」
言葉と共に、紗貴が抱えていた段ボールを横から奪う。
「あ……りがとう……」
とりあえず、「いや、大丈夫」やら「ごめん」だとか言っていた頃に比べたら、大進歩だ。思わず、苦笑しながら緋岐が応える。
「どう致しまして。」
そうして、並んで廊下を歩き出した。
こんな光景も、今では全く珍しくない。
珍しくはないのだが……今日は妙によそよそしい。
お互い、そわそわしているせいか、相手の異常に気付かない。
「あの」
「あのさ」
二人の声が重なる。思わず、立ち止まって顔を見合わせた。
「……お先にどうぞ。」
「そっちから言えよ。」
「いやいや。」
無意味な押し問答……もとい、譲り合いが始まる。
先に折れたのは緋岐だ。

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2月14日

セント・バレンタイン

菓子屋の陰謀?

チョコレート会社の策略?

そんなの関係ない

それは

世の女性にとって

聖戦と言っても過言ではない

チョコレート
或いは
ケーキ
はたまた
手編みのセーター……

彼女達は
思い思いの武器を手に

意中の男性のハートをぶち抜かんと

出陣する

そう……

セント・バレンタイン

それは

もう一つの

ハルマゲドン

なのである



「可愛いよねぇ……」
バレンタインの話題で盛り上がるクラスメート。
何とも微笑ましい光景に、紗貴は思わずそう暢気に呟いた。
「瑞智さん、瑞智さんにもあげるからね」
輪の中の一人が、紗貴にそう言葉を掛ける。
「ありがとう。楽しみにしてるね。」
そう応えたのが、どうやら運の尽き(?)だったらしい。
「私もあげるわ!」
「心配しないで、本命は紗貴ちゃんだから!」
訳の分からない告白までされて、今度は思わず一歩退きながら応える。
「あっ……ありがとう……」
1年3組委員長瑞智 紗貴は、そんじょそこらの男子よりも逞しい。
背丈もそこそこ高く、文武両道……しかも女子にはさり気なく優しい、気遣い屋さんだったりする。
何よりそのリーダーシップ振りといったら、まさに“理想の王子様”だ。
スカートを履いていようと、些細やかなら胸に膨らみがあろうと、そんなのは些末な問題でしかない。
そう、“憧れ”に性別の壁はないのだ。

「そういえば、瑞智さんは鴻儒君に何あげるの?」
実は、紗貴を取り囲んだクラスメートの目的はここだったりする。
半年ほど前、紗貴には鴻儒緋岐という彼氏が出来た。
この鴻儒緋岐という少年……彼もまた、女生徒の理想を地で行く少年である。

文武両道
眉目秀麗

天は二物を与えず

そんな言葉とは無縁の少年だ。
だが……
女性慣れしていると勝手に思われていた、この少年……
実は、大変な奥手で鈍感だという事が発覚。
しかも、よりによって想い人は……

「は?コイ……鯉は食べた事ないなぁ。」

「キス?ああ、海魚ね!あれは塩焼きにしたら美味しいよ。」

そんな、恋愛回路が死滅しているんじゃないかと疑われている委員長だ。

“委員長!気付いてあげて!”

切なる3組の願いが届いたのか、今や二人は誰もが認める最強カップルだ。
カップルが誕生した瞬間、3組のクラスメートが妙な達成感に心を満たされた事は、当人達の預かり知らぬ事である。

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子供:おやすみなさぁい
母:おやすみなさい。早く寝るのよ
子供:はあい!早く寝ないとサンタさん来ないからね!(ガチャッ:ドア開ける)
謎男:こんばんは
子供:アンタ誰!?
謎男:“アンタ”じゃない!“サンタ”だ!
子供:え!?……サッ……サンタさん……?(疑惑の眼差し)
謎男、改めてサンタ:そうだ!この服見て判らないのか!?
子供:サンタさん……どこから入って来たの?
サンタ:ちょっとそこから
子供:って、窓割ってるじゃん!
サンタ:だって、煙突なかったんだもーん。
子供:“だもーん”って……Σまさか泥棒!?
サンタ:なっ!そっ…そんなワケないじゃん。
子供:怪しいよ……しかもサンタさんは、おじいさんな筈なのに、やけに若いし……
サンタ:ああ!実はサンタじゃないからな!
子供:やっぱり泥棒!?
サンタ:違う!俺はヨンタだ!サンタの孫的な!
子供:サンタさんはどうしたの?
サンタ改めてヨンタ:持病のヘルニアが……
子供:そっか、大変なんだね……そうだよね……ごめんね?疑って……
ヨンタ:判れば良いんだよ少年
(ガタガタ:物音と共にドアが開く)
ヨンタ:む!?(拳銃構える)
ポチ:ワン
ヨンタ:何だ、犬か……驚かせるな少年の母親かと思った……
少年:ねえ!今撃とうとしたよね!?明らかに、ママだったら撃ってたよね!?
ヨンタ:ハハハまさか……そんなワケないだろ…モデルガンさ
少女(ベランダの割れたガラス戸から):へえ妖退治しに来たら、窃盗犯見付けちゃった……
ヨンタ:何!?失礼な!俺はサンタの孫のヨンタだ!

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由貴:メリー・クルシミマス!
敦:……また、ヒネリのないボケだな(笑)
由貴:何だと!?失礼な!何だよ、カッコ笑いって!!(咳ばらい)♪メェーリさんの ひっつっじっ ひっつっじっ ひっつっじっ 苦しぃ~みまぁ~す♪
敦:いやいやいや!そこは歌ってないで、助けろよ!
由貴:苦しみます!
敦:何で二回言うんだよ!
由貴:ところで、敦……真面目な話、ちゃんとサンタさんに願い事したか?
敦:俺の疑問は無視かよ……っていうか、そんな事を真顔で真剣に言われても……っていうか、何やってんだ?
由貴:え?何って……願い事を書いた紙を、ツリーに飾ってるとこだけど……
敦:お前、それは七夕だろう!?12月に願い事したら、織り姫と彦星もびっくりだよ!
由貴:でも、皆やってるよ?ほら……
敦:何か違うだろー………って、兄貴も書いてる……
由貴:こっちは、姉貴に緋岐先輩……翠琉に、カヤ姉……よし兄のもあるよ♪
敦:何々?『今日も良い天気でした。』って……カヤ姉!これは日記!
由貴:『出番をくれ』ってのもあるよ!これは翠琉かな?
敦:何か、翠琉のは切実な願いだな(ホロリ)
由貴:ちなみに、サト兄のは『まずは、日本征服』……笑えねぇ……
敦:“まずは”のくだりが気になるよな……本気でやりかねないよ、兄貴は……
由貴:気を取り直して、次行ってみよー♪
敦:『新しい木刀』……何か、まともっていえば、まともだよな……
由貴:それは、姉貴だな……へし折ったって言ってた……
敦:敢えて、理由は尋くまい……
由貴:よし兄が……『新しいパトカー』………
敦:サキ姉とよし兄の間に何かあったって事は判ったけど……
由貴:刺さらぬ紙に、たたりなし!次だ次!
敦:刺さる紙って……どんだけ鋭いんだよ……それ言うなら『触らぬ神に祟りなし』だろ……まあ、同感だな……
由貴:緋岐先輩が『あの犯人が死にませんように』
敦:………
由貴:……………

※少年達は、目と目で語り合った!

敦:サンタさんって、大変だよな!
由貴:そうだな!夢を配る職業だからな!
敦:良い子の皆は、サンタさんが困るような、願い事はしたらダメだぞ♪




メリークリスマス!

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由貴:先輩!最近は豆が苦しく動いてるよな!
緋岐:豆が苦しいって何だよ……それを言うなら、“目まぐるしい”だろ!
由貴:だってほら、聖剣伝説じゃん!
緋岐:ああ……お前が最近はまってるゲームな。
由貴:そうそう……って違う!もっとテレビで騒がれてるヤツ!
緋岐:頼むから、日本語を話してくれ……何だよ“聖剣伝説”って……ゲームじゃないなら、あれか?無人島で行って一週間生活にチャレンジする的な番組か?
由貴:それを言うなら“黄金〇説”だろ?
緋岐:何だよ、その「何言ってるの、この人」みたいな目は!
由貴:だって……先輩がここまで世の中に関心がないなんて……もっと、政治に興味持とうよ……
緋岐:お前に悟られると、そこはかとなくムカつくんだが……言いたい事は判った。“政権交代”だな?
由貴:だから、さっきからそう言ってるのに……
緋岐:言ってねぇよ!
由貴:それでさ、俺は思うわけよ……平和になったなと……だってさ、政権交代したってのに血で血を洗うような激しい戦がなかったんだぜ?
緋岐:お前は、いつの時代の人間だ?
由貴:だってさ、“ちゅうだいあにおうこ”がさ“ちゅうしんかまあし”と手を組んで、“そわれし”を倒した事で、政権交代が……
緋岐:待て待て待て!今、何て言った!?
由貴:だから…“ちゅうだいあにおうこ”……
緋岐:ストップ!お前……まさか……中大兄皇子の事が言いたいんじゃ……
由貴:そうそう!漢字で書くとこんな感じ!
緋岐:これは、“なかのおおえのおうじ”だ!
由貴:当て字!?
緋岐:ついでに言っておくと、中臣鎌足と書いて“なかとみのかまたり”、蘇我氏と書いて“そがし”と読む。これくらい、覚えとけ!!
由貴:ええ~……完全な、当て字じゃんかよ……煙草と同じじゃん……何で、煙に草って書いてタバコなんだよ……
緋岐:何で、タバコが判って日本史が判んないんだよ……


漢字の当て字は、勘弁して欲しいという話。


緋岐:違うし!

<完!>

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由貴:怪奇日直って知ってる?
緋岐:さあな、んなもん知るかよ……何だよ…怪奇日直って……
由貴:先輩、知らねえの!?ダメじゃん!流行に乗り遅れてるよ!
緋岐:ほう?どこで、いつ流行ったって言うんだよ、そんな不気味な日直……
由貴:そんな先輩の為に、俺が怪奇日直をグッドラックで検索してみました!
緋岐:何、胸張ってんだよ!いい加減気付け!怪奇日直じゃねぇ、皆既日食だ!しかも何だよ、グッドラックって!
由貴:え!?先輩知らねえの?「困った時は、グッドラック」って言うじゃん?
緋岐:言わねえよ!それ言うならGoogleだろ!?何だよ、「困った時は、幸運を」って……意味判んねえんだよ!
由貴:(ため息)わざわざ、日本語に直すから……
緋岐:そこか!?問題はそこなのか!?
由貴:世の中には、まだまだ不思議が沢山ある。
緋岐:ああ、そうだな……お前の頭の中とかな!由貴:とりあえず、調べたわけなんだよ、最近噂の……日中?
緋岐:日食だ!
由貴:そう、それそれ♪そしたら何とさぁ、46時間振りなんだって!超レアじゃね?
緋岐:46年振りだよ!46時間振りとか全然レアじゃねえだろ!?むしろ、日常じゃねえか!そんな頻繁にあってたまるか!
由貴:まあ、細かい事は気にしない!
緋岐:お前は少しは気にしろ!
由貴:後、日直って言ったら……
緋岐:もういいよ……日直で(脱力)
由貴:やっぱり、プロミ〇!
緋岐:……へ?
由貴:ご利用、ご返済は計画的に。
緋岐:真面目な顔して何抜かしてやがる!
由貴:いやだってグーに……
緋岐:略すな!Googleだ!それを言うなら「プロミネンス」だろうが!
由貴:そうとも言う…かもしれない……
緋岐:プロ〇スとか言わねえんだよ!なんだよ、その高利貸みたいな名前は!
由貴:小売り菓子?
緋岐:……もういいよ……で?

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七夕と言えば笹の葉さらさら

笹の葉といえば短冊

短冊といえば願い事……

Q.あなたの願いはなんですか?

敦 :お前は一体、何を真剣に書いてるんだ?
由貴:ほらだって!頑張って書かないと……9枚の紙に……
 敦:ドラゴン〇ルか!
由貴:消える前に3回願い事言わないと!
敦 :流れ星か!ってか笹消えねーよ!言わないで書けよ!書いて結んどけ!
由貴:おみくじか!
敦 :アホか!

タカ〇シか!


Q.あなたの願いはなんですか?

阿琉架耶:アルねぇ……ちょうちょさんになるのぉ(o^∀^o)
ラタトクス:うーん……ちょうちょかぁ……綺麗だよね♪
阿琉架耶:うんwww
淘汰:ちょっと待った!この世は弱肉強食……ちょうちょだと食われちまう!
阿琉架耶:やだ!アルが食べる!
淘汰:ならカエルだな!
阿琉架耶:うん!アル、カエルになる!
ラタトクス:なら、まずオタマジャクシを目指さないと!

ツッコミがいないと、こうなる。


Q.あなたの願いは何ですか?

志杏椶:っていうか、一年に一度しか会えないんでしょ?そんな貴重で大切な時間まで、人の為に使わないといけないなんて……かわいそうじゃない?
キリスト:その前に、織り姫と彦星は恋人じゃなくて夫婦なんだってさ………
志杏椶:まあ!じゃあ、別居してるってこと?
キリスト:彦星が半ニートで甲斐なしだったから、里帰りされたとか……
志杏椶:今は離活なんてものも流行ってるらしいわよ?織り姫、知ってるのかしら……
キリスト:そうだ!短冊に書いて教えてあげよう!
志杏椶:それ、良い案だわ♪

そもそも論点が違う。


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サラッと、軽い気持ちで読み流してくださいm(_ _)m


由貴 : あ けましておめでとう!

緋岐 : 何だ、その A Happy New Year みたいなノリは。
            言っておくが、あけましての「あ」は決して「A」と同じ扱いはされないからな?

由貴 : なっ!?そっ……そうなのか!?

緋岐 : 当たり前だろ、この馬鹿やろう。意味わかんねえよ、「けまして」って何だよ。

由貴 : 細かいことは気にしないって決めてたんだ、俺は

緋岐 : いや、そこは気にしろよ、人として。

由貴 : 今年の俺は、一味違うぜ!ニュータイプ過ぎて、自分が怖いぜ……

緋岐 : いや、むしろ普段通りの馬鹿っぷりだから安心しろ。
            っていうか、お前はガン○ムの回し者か?

由貴 : じゃあ、ショッカーで。

緋岐 : もう人ですらないな、それは。

由貴 : それでさぁ、俺スゲェ縁起の良い夢見たよ!

緋岐 : うん、まず日本語の文法から勉強し直せ、異星人。

由貴 : まあまあ、そう事件にせず聞いてくれよ。

緋岐 : お前、それはわざとか!?ワザとなのか!?
     ああ!つっこんでやるさ、事件じゃねえよ、邪険だよ!

由貴 : お、先輩マンションが上がって来たな!

緋岐 : いっぺん星に帰れ……(指ボキボキ)

由貴 : ……え?

緋岐 : マンションじゃねえ……それを言うなら、テンションだぁ!(パンチ)

由貴 : はぐわっ!ひでぇ!痛いよ、先輩!オヤジにも殴られたことないのに!

緋岐 : そりゃそうだろ、仏さんは殴れまい。

由貴 : ふっ……そんな事わかりきってるじゃん。ノリだよ、ノリ。

緋岐 : 何でだろうな。お前に諭されると無償に悲しくなってくる……

由貴 : 人生110年……生きてりゃ色々あるさ!

緋岐 : なんだよ、その微妙にお巡りさんが来そうな数字は……

由貴 : それでさ、とにかく初夢がスゴく縁起が良かったんだよ!

緋岐 : うん、強引だけど話を戻したお前もスゴいと思うよ。
            文法の使い方が違うけど……

由貴 : まあまあ、聞いてくれよ。

緋岐 : そうだな、もうお前の相手も疲れて来たよ、さっさと言えよ。

由貴 : 犬、猿、雉が仲間になる夢!

緋岐 : お前は桃太郎にでもなりたいのか?

由貴 : 先輩知らないのか!?3つ揃うと、その年は超ラッキーなんだぜ!?

緋岐 : ああ、そうだな。ちなみに、「一富士、二鷹、三茄子」だからな?

由貴 : ……雉は鷹の仲間じゃなかったっけ?

緋岐 : 心配するな、お前の脳内はいつでもめでたい。




3つ揃えば何でもいいって訳じゃない。

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由貴 : メリークリスマス!

緋岐 : いや、もういくつ寝るとお正月なんだけどな?

由貴 : そういや先輩、サンタさんって煙突から入ってくるんだぜ、知ってた?

緋岐 : 時事ネタとか言っておきながら、華麗に無視かよ。
      しかも、威張って言う事じゃないぞ、それは。

由貴 : でもさ、煙突のない家ってどうなるんだよ‥‥
      煙突のない家には、サンタさん来ないっていうのかよ‥‥
                それは、差別だろ‥‥

緋岐 : おい、人の話を聞けよ。

由貴 : 日本の家の大半は、みんなもらえないよ!夢が丸つぶれだよ!!
      せめて窓からこっそり来て欲しいよな?

緋岐 : 同意を求められてもな‥‥軽くそれは犯罪だし‥‥
      っていうか、お前は永遠に夢の住人でいいんじゃねえ?

由貴 : しかもさ、しかもさ‥‥サンタさんは悪人じゃない!
      子どもの欲しいものをタダでくれる、素敵な大富豪なのにさ‥‥

緋岐 : おい、いきなり現実じみた単語を持ち出すな。しかも、強調するな!
               ‥‥もう、ツッコミ入れるのも疲れてきたよ、俺は。

由貴 : そんなステキなおじさんを、悪者扱いするのはどうかと、俺は思うわけよ。

緋岐 : お前の、その話の飛び方が俺はどうかと思う‥‥

由貴 : え!?先輩知らない!?あんなに有名な童話を!?俺はショックだ!

緋岐 : どうでもいいが、お前にがっかりされた現実に俺はショックを受けてるよ‥‥

由貴 : 『三匹と子豚』って話なんだけど‥‥

緋岐 : 『三匹“”』じゃなくて、『三匹“”子豚』だろうが。

由貴 : なんだ、先輩知ってるんじゃないか、良かったよ、先輩が常識人で。

緋岐 : お前の“常識人”の基準を聞こうか?

~説明しよう!~
『三匹の子豚』
ある日、大きな悪いオオカミが、最初の仔ブタの扉を叩いて言いました。「仔ブタくん仔ブタくん、おれを中に入れておくれ」仔ブタは答えて言いました「いやだ、いやだよ、入れてやらない。ぼくのあご、あご、あごのひげにかけて中にいれてやるもんか」「そうかい」オオカミは言いました「それならおれは腹を立て、ぷーぷー息を吹きつけて、おまえの家を吹き飛ばす」。そしてオオカミは腹を立て、ぷーぷー息を吹きつけて、仔ブタの家を吹きとばし、仔ブタを食べてしまいました。
二番目の子豚は木の枝で家を建てるが、やはり狼との同様のやり取りの末に、一番目の子豚と同じ運命を辿る。
三番目の子豚はレンガで家を建てる。狼はいくら息を吹き付けても、レンガの家を吹き飛ばすことはできなかった。狼は三番目の子豚を家の外におびき出そうとたくらむが、子豚は常に狼の裏をかく。最後に狼は煙突から忍び込もうとするが、三番目の子豚が用意した煮えたぎる鍋一杯の熱湯に飛び込んでしまう。子豚は狼を料理すると、そのまま食べてしまう。
(出典:ウィキペディア)
由貴 : な?ひどいだろ?

緋岐 : この話とサンタさんが繋がってしまうお前の思考回路がひどいと、俺は思う。

由貴 : サンタさんって、美味しいのかな?

緋岐 : 結局、そこに行き着くわけね、お前は。


店員 ; へい!パーカー昼飯屋特製肉まん2つね!毎度あり♪


由貴 : 人は、肉食なんだよ。

緋岐 : うん、サンタさんじゃなくて肉まんを大人しく食っておけ。


「結局は、お腹がすいてたんだよね」という話。
 

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HN:
翔 梨藍
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
散歩、サイクリング、世の中の不思議について考える事
自己紹介:
徒然なるままに、色々書いています♪
お気軽にコメントしていって下さいねwww
尚、『胡蝶の夢、泡沫の空』で頂いた拍手の返信も、ここでしております♪
皆さん、よろしくお願いしますm(__)m
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